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ガクチカの書き方が一からわかる!【ガクチカ 超基礎講座】

ガクチカの書き方が一からわかる!【ガクチカ 超基礎講座】 就職活動

就活生のみなさん、ガクチカ作成は進んでいますか?「学生時代に力を入れたこと」と言われても、そんなに特別な経験はないし、何をどう書いたらいいかわからない…という人も多いのではないでしょうか。

そこで今回はそんな皆さんに向けて、ガクチカの書き方を一から解説します。ネタ出しのしかたから実際の書き方、例文までご紹介しますので、紙とペンを用意して、一緒にじっくり取り組んでいきましょう。

ガクチカの考え方のコツ

ガクチカを書くにあたって、まず考えてみるべきことを見てみましょう。

・困難な経験を思い出す

学生時代を振り返って、困難に遭った経験、苦しかった経験を書き出してみましょう。学業や資格取得等に関すること、サークル活動やアルバイトなどでの役割や人間関係に関することなど、誰にでもいくつかはあるのではないでしょうか。

書き出したら、それに対して自分がどんなことを考え、どのようにして乗り越えてきたのかを言語化してみましょう。複数の経験を挙げられる場合には、すべてを書き出してみてからもっともインパクトがあるものを選ぶとよいでしょう。

・達成感のあった経験を思い出す

努力した結果「達成感」のあった経験も、ガクチカに使えます。学業やサークル活動、アルバイトなどにおいて、目標を設定して努力し、その目標を達成できた経験を思い出してみましょう。

なぜその目標を設定したのか、目標達成のために何を考え、どう努力を継続したのか、達成できた時はどんな気持ちだったか、また、その経験を今後どう活かせそうか…など、具体的に書き出してみましょう。

・褒められた経験を思い出す

なかには、「困難も達成感も、あまり感じたことがない…」という人もいるかもしれません。そういう場合は、人から褒められた経験がないか振り返ってみましょう。

友人はもちろん、大学の指導教官やアルバイト先の上司・先輩などから思いがけず褒められたことはないでしょうか。小さなことでもよいのです。「こんな小さなことではだめだ」と思い込まず、思いつくままに書き出してみましょう。気づいていなかった自分の長所を見つけるきっかけになります。

ガクチカの書き方をステップで紹介

ここからはさらに細分化して、ひとつひとつ一緒に考えていきましょう。

何に取り組んだのか?

自分が力を入れて取り組んだこと、目標に向かって努力し達成感を得たこと、取り組んだ結果褒められたことを振り返り、まずは思いつく限り書き出してみましょう。

なぜ取り組んだのか?

次に、なぜそれに取り組んだのかを書き出します。次に挙げる項目と関連しますが、「目標達成までの道のりで生じた困難を乗り越えるため」という方向で考えると書きやすいでしょう。

目標としたことは何か?

その時の目標について具体的に書いてみましょう。「部活動での全国大会出場」「アルバイト先のシフト組みの効率化」「ボランティア活動の参加率向上」など、わかりやすく端的に書きます。

困難だったことは何か?

取り組むにあたって困難だったことを書き出します。「サークルの部員間で目標に対する温度差が大きくまとまりがなかった」など、目標達成を阻んでいたことを具体的に書き出してみましょう。

どのように取り組んだのか?

その困難に対し、あなたが何を考え、どのような工夫をして取り組んだのかを具体的に書きます。あなたの人柄や問題解決能力を示す、ガクチカの「肝」ともいえる部分ですので、努力したことがよく伝わるように書きたいところです。

どのような結果だったのか?

努力や工夫をして取り組んだことで、どのような結果になったのかを書きます。基本的には取り組みが成功したことを書きますが、大成功とまではいかなくても、前向きな変化や学びがあったのであれば、ガクチカとしてまとめることは可能です。

役に立った自分の個性は?

取り組みに役立った自分の個性(強み)を書き出します。観察力、分析力、コミュニケーション力、傾聴力などの力のほか、明るさ、思いやり、積極性、リーダーシップなどの中から、志望先の企業が求める人材像とマッチするものを選びましょう。

学んだことは?

その取り組みを通してどのようなことを学んだのかを書き出します。これも、将来会社の中で役立てることができる経験としてまとめるとよいでしょう。

ガクチカを書き出す時のポイント

ここまでの内容をある程度書き出せたでしょうか?ここからは、さらに深掘りしていきましょう。

最初に結論を書く

ガクチカで最初に書くのは「結論」です。「〇〇の活動に参加し、△△の面でリーダーシップを発揮しました。」「〇〇のアルバイトをする中で、△△に貢献しました。」などのように、自分が何に取り組み、どのような力を発揮したのか(またはどのような力を身につけたのか)を端的に書きましょう。

どのようなことで心が動いたのかを書く

努力する中で、どのようなことに悩み、どのようなことに心が動いたのかを深掘りします。単に「頑張った⇒成功した」というだけでは、あなたの人となりは見えません。壁に直面した時の気持ち、どんな思いで努力してきたのか、目標を達成した時の感動などをできるだけリアルに伝えることで、あなたにしか書けないガクチカになります。ここは特にしっかり深掘りしてまとめましょう。

目標と困難を具体的に書く

どのような目標をなぜ立てたのか、そしてそれを達成するまでにどのような困難があったのかを具体的にします。

(例)祖父母が経営している老舗喫茶店が売り上げ低迷のため閉店の危機にあると知り、大学で学んだマーケティングを生かして存続のために力を注ぎました。客層の高齢化に加え、近隣に新規オープンするカフェ等が増え、集客ができていない状態でしたが…

工夫したことを具体的に書く

困難に直面したときの思い、考えたこと、工夫して取り組んだことを具体的に書きます。

(例)私にとっても愛着のある店なので、何とか集客して存続させたいという強い思いがありました。そこで、まずは店のSNSを立ち上げ、若者向けのマーケティングを展開しました。その際に意識したのは、古さを「レトロ感」を魅力的にアピールすることです。…

自分の性格や個性を具体的に書く

取り組みを行う中で、自分のどのような性格や個性、強みが発揮されたのかを深掘りして書きます。そうすることで、あなたの人物像をより具体的に浮かび上がらせることができます。

(例)もちろん、すぐに効果が表れたわけではありません。私はSNS投稿ごとの反応を分析し、どのような内容をいつ投稿するのがよいか、また、どんな画像が興味を引くのかなどを、他店の傾向もリサーチしながら粘り強く繰り返し検証し、改善を加えました。その結果…

学んだこととそれらをどのように生かしたいかを書く

取り組みを通して得られた達成感や学んだことを端的にまとめ、それらを社会においてどのように生かしていきたいかと具体的に書いてまとめとします。

(例)この取り組みを通して、粘り強いリサーチやデータ分析の重要さとともに、物事の社会的価値が「伝え方」によって大きく変わるということを改めて強く感じました。この経験を生かし、将来的には貴社のマーケティングに貢献できる力をつけ、社会に新たな価値を提供できるマーケターになりたいと希望しています。

人と違うガクチカにするには

「人とは違うオリジナリティのあるガクチカにするには、特別な経験をしていなければいけない」と思い込んでいませんか?そんなことは決してありません。たとえば、長期留学などを経験していたとしても、単に「留学を経験しました」というだけでは何のアピールにもならず、ガクチカとしては評価されないのです。

ガクチカで見られているのは、困難に対してあなたが自分の考えをもってそれを行動に移し、何らかの結果につなげた、という一連の経験です。

経験自体は特別なことでなくてもかまいません。大切なのは、自分の経験とそのときの感情を見つめ、それを言語化して示すことです。

なぜその目標を掲げたのか?
困難に遭った時に何を考えたのか?
どのように行動したのか?
周囲とどうかかわったのか?
どのような結果が出て、それに対してどのような思いを抱いたのか?


――努力してきたことを振り返り、その時の自分の感情にしっかりと向き合って掘り下げていきましょう。それができれば、あなたにしか書けないオリジナルのガクチカを作ることができます。

ガクチカの参考例文

ここでは、塾講師アルバイトの経験をもとにしたガクチカの参考例文をご紹介します。

私が学生時代に力を入れたことは、学習塾でのアルバイトにおいて、生徒の学力向上を目指した取り組みです。勤務していた塾では生徒を学力別にクラス分けして指導していましたが、同じクラス内でも教科や単元によって理解度に大きな差があり、理解度の低い生徒のモチベーションが低下して成績が伸び悩む原因となっていました。そこで私は、生徒個別の状況をより詳しく把握し、それに応じた指導を行う必要があると考えました。まず、授業前後に生徒と積極的にコミュニケーションをとり、理解できていない点や苦手意識を持つ分野を詳細にヒアリングしました。また、アルバイト講師の定期的なミーティングを提案・開催し、各自が実践した指導方法を共有するとともに、社員講師のアドバイスも仰ぎました。この取り組みにより、他のアルバイト講師も生徒ごとに柔軟な指導を心がけるようになり、教室全体の指導の質が向上しました。 2年間継続した結果、塾内の中3生の平均点が約10点アップし、生徒や保護者からも「苦手意識がなくなった」「勉強が楽しくなった」といった感謝の言葉をもらうことができて、指導の成果を実感しました。

この経験を通して、私は問題を分析し解決策を立案・実践する力を養うとともに、周囲を巻き込んで改善を行うリーダーシップを身に付けることができました。 貴社入社後もこの経験を踏まえ、課題解決とチームへの貢献に取り組んでいきたいと考えています。

まとめ

今回は、ガクチカの書き方を一からお伝えしました。紙に書き出しながら読み進められたでしょうか。必要に応じて、この記事を何度も読み返しながら作業を進めることをおすすめします。

どんな人の中にも、ガクチカの材料は必ずあります。自分の経験や内面とじっくり向き合い、自信をもってアピールしましょう。その際に、志望企業が求める人材像を意識することも忘れないでください。

この記事を読んだすべてのみなさんがよいガクチカを書けるよう、お祈りしています!

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