学べるバイトが、グロースさせる。 G-Path(ジーパス)バイト

お役立ち情報

塾講師の経験をガクチカに!具体的な書き方を解説

塾講師の経験をガクチカに!具体的な書き方を解説 ガクチカ

就職試験に向けて「ガクチカ」を作成する大学生のみなさん、作成は順調ですか。

大学時代に塾講師のアルバイトをした人もいることと思いますが、それがガクチカに使えるのか?どう使えばいいのか?……などと、悩んでいる人が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、塾講師の経験をガクチカにどう活かすのかについて、具体的に解説します。

あなたの魅力をアピールするガクチカづくりのために、ぜひ参考にしてください。

塾講師の経験はガクチカに使えるのか?

塾講師の経験は、もちろんガクチカに使えます。講師の経験があるということは、単に学力があるというだけでなく、「責任感のある真面目な人柄である」、「コミュニケーション力・プレゼンテーション力がある」という印象を与えることができるからです。せっかくの経験ですから、自信を持って効果的にアピールして、就職活動を有利に進めましょう。

塾講師の経験に対して企業が持つ印象

塾講師の経験をガクチカに使った場合、企業がどんな印象を持つのか、ここでは4つご紹介しましょう。

マナーが身についている

塾講師という仕事は、人に教える立場という性質上、落ち着きや品格があるというイメージがあり、その経験者は「社会人としてのマナーがしっかり身についている人」という印象を持たれます。マナーは、就職面接においても最初にチェックされる大切なポイントです。

真面目

塾講師の仕事は、学習指導に携わり保護者からの信頼も得る必要があるということから、ほかのアルバイトと比べてある意味〝固い仕事〟というイメージがあるため、その経験者は「真面目で誠実な人」という印象を持たれやすくなります。あまりに〝堅物〟では困りますが、真面目さは立派なアピールポイントです。

責任感がある

塾講師は、生徒の成長に寄り添い、成績向上や志望校合格という目標実現に向けて責任をもって指導する立場です。その経験を伝えることで「責任感がある人」という印象を与えることができ、継続力や粘り強さの証明ともなるでしょう。これもまた、社会人に必須の資質を備えているという強いアピールとなり得ます。

人と関わることが好き

塾講師の経験から連想される資質は、真面目さや責任感だけではありません。日々生徒たちと触れ合ってその成長を見守る仕事ですから、「人と関わることが好きな人」「コミュニケーション力がある人」という印象につながります。近年は、学力以上にこうした対人関係能力が重視される傾向が強くなっていますので、ガクチカでもぜひアピールしたいものです。

ガクチカでアピールできる塾講師経験の強み

上でご紹介したような塾講師のイメージを活かして、塾講師経験者としてどんな能力をアピールできるでしょうか。ここでは4つ見てみましょう。

問題解決能力

塾講師は、日々の指導の中で「生徒にわかりやすく教えるにはどうしたらよいか」という問題意識を持ち、そのためにさまざまな創意工夫と試行錯誤を重ねます。そのほかにも、保護者対応など多様な業務の中で臨機応変な対応を求められる仕事です。そうした経験を通して、社会で求められる「問題解決能力」を高めてきたことは、ガクチカで大いにアピールしたいことのひとつです。

協調性

塾講師として多様な生徒の指導にあたるためには、さまざまな個性に対応できる「協調性」が必要です。大規模な塾では講師同士の連携も必要なため、いっそう協調性が求められます。塾講師の経験があるということは、この協調性が培われていることの証明となり得ます。多様な他者と協調して仕事を進める能力は、現代社会で特に必要とされるものです。

プレゼンテーション能力

塾講師は、生徒にわかりやすく教えるために、授業の組み立てを筋道立てて考え、聞き取りやすい話し方や伝わりやすい見せ方を日々工夫しています。また、生徒の理解度を観察しながら臨機応変に対応する力も培っています。これはまさに社会人として必要な「プレゼンテーション能力」そのものです。自信をもってアピールしたいポイントです。

相手の立場に立って考える力

塾講師は、一人ひとりの生徒に寄り添い、その立場に立って考えることが求められます。授業も、わかりやすいかどうかを常に生徒目線でとらえて試行錯誤することが必要です。そのような経験から、「相手の立場に立って考える力」が身につくと考えられます。社会に出て仕事を円滑に進めるうえで、この強みはあらゆる場面で活かせるものです。

塾講師の経験をもとにガクチカを作成する時の流れ

次に、ここまで見てきた強みをもとに実際にガクチカを作成する流れを見ていきましょう。

強みを洗い出す

まずは、あなたの強みを洗い出します。自分の強みは自分では意外と気づきにくいものですが、塾講師を続けてきた中で身につけてきた力が必ずあるはずです。上でお伝えした「問題解決能力」「協調性」「プレゼンテーション能力」「相手の立場に立って考える力」はもちろん、そのほかにも、塾講師の経験の中で強みとしてアピールできることはないかを振り返って、小さなことでもすべて挙げてみましょう。

それぞれの強みが表れているエピソードを出す

強みをいくつかピックアップしたら、それを説明できる具体的なエピソードをそれぞれくわしく書き出します。「私は問題解決能力があります」とアピールするだけでなく、「塾の業務で〇〇の部分に効率の悪さを感じたので、教室長に相談して△△の提案をしたところ、それを採用していただくことができました」というようなエピソードを添えることで、信憑性を高めることができます。複数の強みを挙げた場合には、それぞれの強みの具体的なエピソードをすべて挙げてみてから、説得力が高いものを選ぶとよいでしょう。

基本構成に沿って文章を作成する

具体的なエピソードを洗い出したら、いよいよ文章にしていきます。その際、思いつくままに書いては、よいガクチカになりません。次の基本構成を意識しましょう。

1.どんな経験をしたのか
塾講師をする中で、どんな経験をしたのかを具体的に書きます。「どんな課題(問題)に直面したのか」という視点で書くと、この後につなげやすくなります。

2.どのように取り組んだのか
直面した課題に対して、自分が何を考え、どう行動し、どう解決を図ったのかを、具体的
かつ端的に書きます。

3.どのような力がついたのか
その課題に対して努力したことで、どのような力がついたのかをまとめます。

4.それをどのように生かそうと考えているのか
身についた力を就職先でどう生かすことができそうか、できるだけ具体的にアピールし

その力を発揮して貢献したいという思いを伝えて締めくくりとします。

塾講師の経験を元にしたガクチカの例文

私は補習塾の講師アルバイトを続けてきました。特に意識したことは生徒の学習意欲を引き出すことです。私自身、先生の指導で前向きになれた経験があり、同じように生徒を支援したいと考えました。

 まず心がけたのは観察です。その日の様子や学習のつまずき箇所をできるだけ細かく見極め、それに応じたサポートに注力しました。また、成績の伸びを定期的にデータで示し、やる気を持たせるよう努めました。この取り組みの結果、担当した全員の定期テスト順位が向上し、保護者から「弟(妹)もお願いしたい」と依頼されるまでになりました。

 この経験を通し、他者に寄り添って課題を発見し対処する力や、コミュニケーション能力を高めることができたと感じています。御社でも、顧客に寄り添った適切な提案のできる営業職として貢献したいと希望しています。

ガクチカ作成時に意識したいこと

塾講師の経験をガクチカに書く大学生はたくさんいることと思います。その中で差をつけるためには、自分のオリジナルな体験を、できるだけリアルに伝えることが大切です。

「なぜ塾講師を始めたのか」「問題に対しどう考えて何をしたのか」「目標を達成した時にどのように感じたのか」など、自分の内面にフォーカスすることで、より“自分の言葉”となり、他の学生とは違うあなたならではのガクチカになります。

短い字数の中にすべてを盛り込むことは難しいかもしれませんが、まずは長文になってもいいので自分の経験や思いをくわしく書き出し、そこから推敲を重ねていきましょう。

まとめ

塾講師の経験をガクチカにどう活かすのかについて、具体的にお伝えしてきました。どのような強みがガクチカに使えるのか、どのような構成で書くのかなど、イメージはつかめたでしょうか。

ガクチカに必要なのは、華やかな経験や経歴ではありません。塾講師としての地道な取り組みの中で、あなたが何を考え、どう行動して成長してきたのか、試験官はそこを見ています。塾講師としての自分をよく振り返り、あなたならではの魅力的なガクチカを練り上げてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました