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無免許でも教師になれる?社会人になってから教員免許を取る方法も解説!

無免許でも教師になれる?社会人になってから教員免許を取る方法も解説! 教師

教師という職業に憧れはあるものの、大学で教員免許を取れる授業を選択しなかった…と後悔している方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、無免許で教師を目指すことはできるのか、社会人になってから教員免許を取得する方法はないのかを解説します。

教員免許を必須としない教育関連の仕事も紹介するので、教育業界への道をあきらめきれない!という方はぜひチェックしてみてください。

無免許でも教師になれる?

無免許でも教師になれる?

教師になるには、一般的には、大学などで教員免許を取得するための授業を受け、試験に合格しなければなりません。

正規雇用の教師を目指すのであれば、基本的に教員免許の取得がマストです。

教員免許を取得するだけでなく、公立学校であればその後教育委員会が行う採用試験に合格し、採用される必要があります。

私立学校の場合は、各学校の採用試験に合格しなければなりません。

ただし、場合によっては教員免許がなくても教師になれるケースはあります。

次項で詳しく解説するので、早速チェックしていきましょう。

教員免許なしで教師になる方法

教員免許なしで教師になる方法は、主に3つあります。

特別免許状、臨時免許状、特別非常勤講師の特徴を解説します。

特別免許状を取得する

特別免許状とは、教員免許を持っていないものの知識や経験が豊富な社会人などを対象に、教師として学校に迎え入れるための免許状です。

雇用主の推薦によって申請され、各都道府県の教育委員会が授与するもので、個人が自ら申請することはできません。

また、免許状が授与された都道府県でしか教師として採用されず、別の都道府県で教師として働くことはできません。

小学校、中学校、高校といった学校種ごと、さらに国語や数学など科目ごとに授与されるという特徴もあります。

特別免許状を申請するには、雇用主の推薦状を添えて申請書類を提出しなければなりません。

特定分野に優れた人材を採用することを目的としているため、書類審査ののち、知識や経験などを確認するための面接が行われます。

臨時免許状を取得する

臨時免許状は、教育職員検定に合格した方に授与される免許状です。

学校種ごと、科目ごとに授与されるため、複数の科目を教えたり学校の種類を選んだりすることはできません。

臨時免許状は、教員の退職や長期休暇の穴埋めを目的としており、有効期間が3年間と定められています。

有効期限を迎えると教師としては働けないため、今後も教師として活動を続けたいのであれば3年間の間に教員免許を取得する必要があります。

特別非常勤講師として働く

特別非常勤講師は、教員免許を取得していない方でも講師として迎え入れるための免許状です。

地域の人材、多様な専門性に優れた人材を集め、学校教育に役立てます。

書道、ダンス、英会話など、非常勤講師の活動は幅広く、自分のこれまでの経験を生かすことが可能です。

非常勤講師は期限が1年と定められているものの、クラブ活動の指導なども行うこともできます。

申請には雇用主から各都道府県の教育委員会への届け出が必要になります。

特別免許状は特定の優れた人材を学校に呼ぶもの、臨時免許状は常勤講師の穴埋めとして呼ばれる、そして特別非常勤講師は非正規で、特定の分野を教える方として呼ばれるものです。

それぞれの違いを理解して、自分がどの分野で活躍できるかを考え、教師として働く道を選びましょう。

社会人になってから教員免許を取る方法

教員免許は基本的に大学で取得するものですが、社会人になってから教員免許を取得することも可能です。

大学に入りなおさなければならないのではないか、社会人になってから教師になるのはあきらめるしかないのではと思っている方は、以下の方法を確認してみてください。

教員資格認定試験を受ける

教員資格認定試験を受けることで教員としての資格を取得することが可能です。

教員資格認定試験は大学で教員免許を取得していなくても知識と素質があれば教員の資格を与えるもので、深刻な教師不足などを理由に平成30年から制度がスタートしました。

年に一度、指定された日までに必要書類を提出し、受験資格を得て、合格点を取ることで教員として活動できるようになります。

教職特別課程を受講する

教職特別課程は、大学で教員免許取得に関する授業を履修していなかった方に対して、教職に必要な科目の単位を修得できるように愛額が設置する課程のことです。

各大学の教職特別課程を1年間受講することで、各大学が定める資格を獲得することが可能です。

大学によって科目の資格は違うため、場合によっては遠方の大学に一年間通うために引っ越したり仕事を変えたりする必要があります。

通信制の大学に通う

社会人として働きながら教師を目指したい方は、通信制の大学に通うという選択肢もあります。

教職課程を選べる通信制の大学は少ないものの、まったくないわけではありません。

各課程で定められたカリキュラムを履修し、卒業の要件を満たすことで、教員免許を取得できます。

通信制であっても働きながら教師を目指すのは大変ですが、正規雇用の教師を目指すのであれば有効な手段です。

教員免許がなくても学校で働きたい方は

教師としてではなくても、学校で働きたいのであれば、教員免許がなくても働ける仕事を目指す方法もおすすめです。

どのような仕事なら学校で働けるのかを解説します。

教員業務支援員として働く

教員業務支援員は、教員免許がなくても学校で働けます。

教員業務支援員はスクールサポートスタッフとも呼ばれ、教師の負担軽減のために事務作業や資料作成、イベントの準備、来客対応などを行います。

必要な資格はなく、年齢や学歴の条件もありません。

各都道府県の人材バンクが募集を開始することがあるため、地道に教員業務支援員の募集が開始されるのを待ちましょう。

教員業務支援員は非正規雇用で、時給で働くことが多く、教師よりも不安定で収入も少ないです。

また、直接子どもを指導できる機会はないため、あくまでも学校という場所で働きたいという方向きです。

弊社が運営する「学バイト」では、教育系のアルバイト求人を数多く掲載しており、教員業務支援員の求人も取り揃えています。興味のある方はぜひ一度確認してみてください。

教員免許がいらない教育関係の仕事は他にも

教育に携わりたいのであれば、教師以外の選択肢も検討してみましょう。

学校の事務や放課後児童指導員、家庭教師、さらに塾講師など、教員免許がなくても就ける教育関連の仕事は多数あります。

学校事務

学校事務は、学校の運営に関する事務作業を行うほか、生徒や保護者の対応などを行います。

教員免許など特別な資格は必要なく、求人サイトから簡単に応募できるため、学校で働いてみたい方にはおすすめです。

門が広い分倍率は高いですが、一般事務の経験があれば採用されやすいでしょう。

放課後児童支援員

放課後児童支援員は、放課後に子どもたちが勉強したり遊んだりする場所を提供する仕事です。

各自治体が行う研修を修了して資格を取得する必要がありますが、教員免許取得よりハードルは低いです。

一般的に放課後からの勤務になるため、日中は別の仕事を行うなどダブルワークをするケースが多いです。

家庭教師

家庭に派遣されて勉強を教える家庭教師は、教員免許などの資格が必要ないため教育に携わりたい方におすすめの仕事です。

大学生のアルバイトとしても人気で、一コマあたりの報酬が出るタイプが多いです。

正規雇用の仕事は少なくアルバイトがメインで、採用のためには一定の学力が必要です。

指導レベルも家庭教師を派遣する企業によって違うので、自分に合った仕事選びをしましょう。

塾講師・予備校講師

塾講師や予備校の講師として教育の現場に携わる方法もあります。

塾講師や予備校講師になるためには教員免許は不要です。

ただし、塾によっては生徒の合格実績を重視する傾向にあるため、一定以上の学力や指導力が求められます。

塾講師や予備校講師の求人は一般的な求人サイトでチェックできるほか、専門のサイトで確認することも可能です。

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会員登録は1分で完了しますので、まずはお仕事に関するご相談をお聞かせください。

まとめ

教師になるためには大学で教員免許を取得するのが一般的な流れですが、近年は教師不足や教育の多様化によってさまざまな道が開けています。

通信大学でも教員免許取得が可能なので、社会人になってからでは遅いとあきらめずに教育現場での仕事を目指してみましょう。

学校事務や予備校講師など、さまざまな形で教育や学校に携わることも可能です。

自分がどのような形で現場に貢献したいのかを考え、最適な道を探しましょう。

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